2024年4月27日(土)から29日(月・祝)とGWに開催された格闘ゲームの大型大会「EVOjapan」本家「EVO」はアメリカでの大会ですが、派生して日本でも開催されました。
その主要タイトルの結果、使用デバイスに「パッド」を用いるプレイヤーが優勝しています。
入力デバイスとしてバランスが良いパッド
ストリートファイター6優勝「MenaRD選手」使用は「DualSense」
今大会のメイン種目とも言える「ストリートファイター6」ワンボタンで必殺技が出せる「モダン」というプレイシステムが搭載されており、パッドでプレイする人も多いタイトルです。
大会規模になると従来操作の「クラシック」がほとんどです。
優勝した「MenaRD」選手が使用したデバイスがPS5純正コントローラーである「DualSense」使用理由については「とにかく使い慣れているから」との事、理論値最大のレバーレスも人気ですが、やはりルーチンワークではないので使い慣れているというのはとても重要なファクターでしょう。
また「DualSense Edge」を使う事も検討している様です、こちらを検討している理由としては背面ボタンがある事、やはりパッドを使う際には背面ボタンは強力な武器となってくれそうです。
突然のインパクトやパリィといった対応がやりやすくなるとパッド勢から好評ですしね。
鉄拳8優勝「チクリン選手」使用は「ファイティングコマンダーOCTA」
スト6の次に多い出場者数となった鉄拳8、新たなシステムに賛否がありますが、発売から間もなくで多くのユーザーを獲得、これからのアップデートでまだまだ伸び代のあるタイトル。
優勝した「チクリン選手」はレバーアケコンからパッドに移行、使用しているのはHORIの「ファイティングコマンダーOCTA」国内のパッドで大人気のアイテムですね。
天面6ボタンはスト6でも扱いやすく人気です、クリック感のあるマイクロスイッチボタン、アナログスティックでプレイする人ではストロークが短く、ステップ入力などが簡単になっているのが魅力。
十字キーについては好みが分かれていますね。
GUILTY GEAR STRIVE優勝「TempestNYC選手」使用「DualSense」
GUILTY GEAR STRIVEで優勝した「TempestNYC選手」の使用デバイスはスト6のMenaRD選手と同じく「DualSense」となっています。
PS5を買うと付いてくるという入手性も魅力ですね。
パッド利用者がここまで増えた理由
主要3タイトル全ての優勝者がパッドはかなり意外だった人も多いでしょう、ここで何故パッドがここまで躍進したか考察してみます。
今のパッドは精度が良くホールド感も良好
今のゲーム機のパッドは精度が良く入力がしやすいホールド感のあるグリップとなっています。
持ちやすい、入力もバッチリできるならば格ゲーのコントローラーとして基準は満たしていると言えるでしょう。
入手性の高さ・持ち運びのしやすさ
世界規模の大会なので範囲も世界レベル、そこで世界中で普及している純正コントローラーである「DualSense」が人気なのも納得、またパッドは持ち運びがしやすいのも魅力。
ゲームをプレイする際もアケコンだと用意したり置き場所といった問題をクリアしないといけませんがパッドなら普通にゲームをプレイする環境でOKなのも強み、アケコンとかだと所謂「膝置き」とかになっちゃいますからね、そこでまた入力のしやすさが変わってきますし。
ゲーセン文化から家庭用文化へ
格ゲー=アケコンというのは日本のゲーセン文化があったからこその流れとも言えます。
レバーレスも人気が出ていますが操作に馴染めず挫折する人の数も多いです。
今は格ゲーと言えば家庭用ゲーム機やPCでやるのが一般的になりました、そうなればパッドで触りだす人が1番多いとも言えます、他のゲームでも使うデバイスなので熟練度は最初からある程度あるのも強み。
そこで慣れてずっとパッドでプレイしていれば逆にアケコンとかの方が違和感を覚えそうですね、実際レバーはゲーセン勢じゃないと馴染みが本当にないですからね。
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